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2007年 09月 11日
オーガニックスーパー、お花も新鮮。
18歳の時に大学の友人が教えてくれた大島弓子さん。猫の女の子が主人公の「綿の国星」が有名ですが、他に「ダリアの帯」という隠れた名作があります。「ダリアの帯」というのはダリアの模様の入った着物の帯のことですが、その頃はまだ頭の中で実際の花と結びつかず、なんとなく言葉の響きが好きで今でも「ダリア」と聞くと反射的に「ダリアの帯ね。」と思ってしまいます。 数年前花屋で働いていた時に渋好みの店長が仕入れてきた黒いダリア。濃赤というよりは黒に近い、シックで気品のある花でした。少々高価で明るい花束に合せるには気難しいダリアでしたので、長いことお店の隅にひっそりと飾られていました。売れ残ってゆく娘を思う父親のごとくハラハラと日々枯れゆくのを心配していましたが、心の底ではなんとなく売れてほしくないような気持ちもありました。ダリアって美しいなぁ。と思ったのは随分大人になってからなのでした。 去年の秋にビザの関係で訪れたシアトル。マーケットには色とりどりのダリアがいっぱい。桃色、橙、黄色に紫、赤。中でも目をひいたのはオレンジ。陽気なシアトルのイメージのせい?色も形もさまざまですが、バケツから溢れるように咲いていた賑やかなダリアは花屋のダリアと違い、沢山の人に買われて一安心。私も欲しかったな。
by mamakarin
| 2007-09-11 08:49
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